第1回:子どもの行動を3つにわける
私たち親は「なんでこんなことするの?」と、子どもを怒ってしまうことがあります。
子どものためを思い怒っているのに、その行動が改善されるどころか、また繰り返されてしまう。
行動が繰り返されるということは、「好ましくない行動が強化される」という悪循環に陥っています。
ペアトレテキストより一部抜粋
今回は子どもの行動を3つにわける作業をしました
- 好ましい行動(普段できているところ、望ましい行動)
- 好ましくない行動(減らしたいが危険ではない行動)
- 危ない行動(許しがたい行動)

テキストにそって進めていくのですが、このテキストがとっても分かりやすいな~と実感。
トレーニングなので、ただ聴いて学ぶという講座ではなく、次の回までホームワークがあります。つまり宿題のようなものです。
「このホームワークが嬉しい」と話してくれた方もいらっしゃいました。それは次までにやることが明確だからです。うまくいってもいかなくても、実践することでみえてくるものがきっとあるはずです。
次回はホームワークを振り返り、うまくいったところ、うまくいかなかったところから始めます。皆さんの実践の様子が楽しみです。
ストロークとは
ストロークとは、相手の存在や価値を認める言動や態度や行動です。
もらうと心地よいものがプラスのストローク、もらうと心地よくないものがマイナスのストローク。
そして、どちらも言語的なものと非言語的なものがあります。
例えば「よく頑張ったね」と頭を撫でてもストロークだし、「なにやってるの!」バシッと頭を叩いてもストロークです。
子どもはみんな、認められたいしほめられたい。プラスのストロークを求めています。プラスのストロークは心の健康だけでなく身体の健全な成長にも影響するのです。
だけど・・・
プラスのストロークが少ないと、マイナスのストロークでもいいから欲しいと思うようになります。つまり、本当はプラスのストロークが欲しいけれど、それがないならマイナスのストロークでもいいからわざと怒られるような行動をしてストロークを求めようとするのです。
それは、自分の存在や価値を認めてほしい、プラスのストロークが欲しいという切ない努力なのです。
ペアレント・トレーニングテキスト
発行:株式会社メンタルサポート研究所グループ
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