ペアレント・トレーニング第3回目でした

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第3回:子どもの行動の引き金と結果

 子どもの行動を観察すると、その行動の前後に何かが起きています。

 子どもの行動の前に起きていることを「引き金(先行刺激)」といい、行動の後に起きていることを「結果(後発刺激)」といいます。

 子どもの好ましくない行動、それが修正されずに繰り返されているのは、その行動が「結果(後発刺激)」によって強化されているからなのです。

(ペアレント・トレーニングテキストより一部抜粋)

引き金と結果シートの記入

 今回は、第一回目で書いた好ましくない行動について考えていきました。

 子どもの行動の前後を考えてみるというのは、普段意識しないことでもあるので最初は書き出すのも難しかったようです。

 記入したシートを見ながら、「これからは子どもの行動をよく観察してみようと思います」とお話してくださった方もいました。ここからまた新たな気づきがあったり、子どもの理解や自分自身の理解にも繋がっていくのではないかなと思います。

リフレーミングとは

リフレーミングとは、フレーム(枠)をつけ替えることで、考え方や感情、経験などに与えている意味づけを変えて、異なる見方で捉え直す方法

 子どもの好ましくない行動は、ほんとうに好ましくないものかどうかを考えてみましょう。子どもの行動を違う側面から見ると、好ましい面が見えるかもしれません。

 例えば

  • 一人遊びをする → おとなしい
  • 口答えをする → 自分の意思をハッキリと主張する
  • よく泣く → 感情が豊か
  • あきっぽい → 好奇心が旺盛
  • いいかげん → 小さなことにこだわらない
  • 臆病 → 慎重

 など他にはどんなものがあるでしょうか。

 ひとつのものの見方だけでなく、違う見方ができないか、探してみるのもいいかもしれませんね。

次回

8月21日(水)10:30~12:30

ペアレント・トレーニングテキスト

発行:株式会社メンタルサポート研究所グループ

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この記事を書いた人

片原 典子のアバター 片原 典子 公認心理師・心理カウンセラー

海と星が好きです。
よく空想の世界を楽しんでいます。
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想像型・感情型
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