日田3期の基礎講座の日でした

 冬なので寒いのですが、先週の雪の日とは違ってほんのり温かさを感じる会場でした。雨が降る前だったからかな。受講生さんたちの熱気かな(*^^)v 参加されたみなさん、お疲れさまでした。

今日の内容は「心理ゲーム」

心理ゲームとは

何度も繰り返し行われ・長い時間を費やし・最後に嫌な気分を味わうというもの。

 残念ながら楽しいゲームでありません。

 講師の先生と一緒に心理ゲームの実演をしました。私がカウンセラー役で、講師の先生がクライアント役。

事例

クライアント「先生、困ってます、どうしたらいいですか?」

カウンセラー「だったら○○してみてはどうですか?」

クライアント「なるほどそうですね、でも...(やらない理由を言う)」

カウンセラー「では、△△してみるのはどうですか?」

クライアント「それはいいですね、でも...(やらない理由を言う)」

 これは「イエスバット(はいでも)」のゲーム。相談者は「はい、そうですね」と一旦答えるが、「でも...」と受け入れない。これを繰り返すゲームです。

 これを3回ほど繰り返したあと私はなんだかいや~な気持ちになり、「この人聞く気あるのかな〜」とか、最後は「助けてあげられなかった」という無力感を感じるそしてクライアントさんは「あなたの言うことは聞きませんよ」という裏面のメッセージがありアドバイスをきかない、というもの。

 友だちが「どうしたらいい?」と相談に来られると、私はこの「何とかしてあげたい」「力になってあげたい」と感じてアドバイスをするけれど、友だちの反応があまり良くないと「何の力にもなってあげられなかった」「私でなかったら...」と無力感を感じることを以前はよく味わっていました。

 基礎講座を学んだとき「ああこれは心理ゲームだったんだ」と知ってから、日常生活の中で相手と会話をしていて「なんだか嫌な感じがするな~、もしかしてこれって心理ゲームかな?」と気づくようになっていったんですね。〝気づいたらゲームをやめる″ということが出来るようになって、最後に味わう嫌な気分が随分減ったな~と感じています。

代表的な心理ゲーム

  • キック・ミーのゲーム
  • イエス・バットのゲーム
  • ラポのゲーム
  • 責任転嫁のゲーム
  • あらさがしのゲーム
  • 引きのばしのゲーム
  • 義足のゲーム
  • 同情集めのゲーム
  • 警官と泥棒のゲーム
  • まぬけ・馬鹿のゲーム
  • 仲間割れのゲーム
  • 治療者気取りのゲーム  

ほか。

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この記事を書いた人

片原 典子のアバター 片原 典子 公認心理師・心理カウンセラー

海と星が好きです。
よく空想の世界を楽しんでいます。
反応がないときはあきらめずに
お声をかけてくださると喜びます。

想像型・感情型
INFJ-A(提唱者)

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